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三平汁 [食]

鮭のアラのイイやつをもらったんで、三平汁をつくりましたの巻。

IMG_2574.jpg

三平汁というのは、北海道の郷土料理であるらしい、塩味の汁物。
わたしの郷里は石狩である訳だが、石狩鍋よりもこっちのほうが印象が強いなあ。
子どもの頃は魚くさくてあんまり好きじゃなかったんだけど、今はウマウマいただいている。
塩味のあっさり味付けなんで、魚の風味が全面に出るのね。それが子どもにはウケなかったものと思われ。

材料:
鮭の身アラ、昆布、大根、人参、椎茸、こんにゃく、長ネギ、豆腐、塩

つくりかた
1. アラにキツめに塩をまぶし、ひと晩おいとく。今回は一昼夜干して、干物にしてみた。

2. 昆布ダシをとっておく。大根、人参は大きめの乱切り。椎茸は軸を落とし、長ネギはぶつ切り、豆腐は大きめに切る。こんにゃくはスプーンとか使ってちぎる。あんまり繊細な料理じゃないので、荒っぽいくらいがウマいと思うよ。
ジャガイモ入れたり、豆腐は入れないとか、具の揃えは好みでテケトーに増やしたり減らしたりしてもよいです。

3. アラを軽く焦げ目がつくくらいに香ばしく焼いて、鍋に張った昆布ダシに投入。焼かずに熱湯かけて霜降りしてもよいです。焼きも霜降りもせずにまんま投入する人も居ます。たぶんそのほうが魚の風味がワイルドに出るんじゃないのかな。磯くさいのが好きな人は好みでテケトーに。

4. 大根、人参、椎茸、こんにゃくを投入、火が通るまで煮ます。長ネギは根菜が半煮えになったくらいで入れるといいかも。アラの塩気で汁に味がついてきてるんで、味見しながら塩で味を調整。醤油ひと垂らしして風味付けてもよいです。最後に豆腐をin。
いただくときに千切りショウガのっけたり、七味をふってもよいです。

基本は塩のみ。ほぼ鮭まかせ・鮭次第・鮭のっかりな料理なので、鮭が不味かったら無理です。鮭マズの場合は諦めて味噌とかカレーとか豆乳とかキムチとか香辛料を加えて非三平な無国籍汁物としていただいたほうが吉。


IMG_2576.jpgたくさんできたので、翌日は酒粕&味噌少し加えて粕汁に変貌。あったまるー。

その後、余った酒粕の使い途を検索しておったら、酒粕ココアなるものを発見。すっごい濃厚なコクでウマかったです。これはあったまる。
これに気をよくして小豆のお汁粉にも酒粕を投入してみましたが、これもウマー。


タグ:三平汁
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コメント 2

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晴雨堂ミカエル

 遅まきながら看板変更されましたね。新しいタイトルの方が合ってますよ。趣旨としても、自由に多岐に好きなことを書きやすくなりますし。
 
 三平汁は基本的に粕汁と同じですね。ウチも見た目は三平汁的なものをつくります。
 連れ合いは食べ応えのある大きさに乱切りしますが、私がつくると細かく薄く切ってしまいます。若い頃のチャリンコ旅行時代の癖で、煮炊きをするガソリンコンロの燃料を節約するため、できるだけ火が通り易いように小さく薄く切ってしまうのです。
 
 こないだカレーをつくったのですが、連れ合いが先に食材を大きめにカットしてくれていました。どうせならカットだけでなく全部つくってくれたら良いのに。私にカレーを作らせたら私が自信を持って「美味い」と思う味にするので、後で「辛い」などと文句言われても困るんですよ。
by 晴雨堂ミカエル (2011-02-20 23:44) 

シロタ


晴雨堂さん、コメントありがとうございます。
そうなんですよ、以前のタイトルが既に合わなくなってたんですよね。

三平汁、うちは塩だったんですけど、検索してみると味噌味だったり酒粕を入れたり鮭だったりニシンだったりジャガイモを入れたり入れなかったり、かなりめにフリーダムで大雑把な、いかにも北海道な料理だなーと思いました。


>文句言われても困る

それはたぶん、文句を言うのも味わいなんじゃないかと。本当に本気で不満なら自分でつくっちゃうでしょう。
責任転嫁して好き勝手に言う楽しみを享受なさっているものと勝手ながら推察(笑)。


by シロタ (2011-02-22 20:24) 

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