SSブログ

世界が終わったわけじゃない [雑事、雑文]

昨日は午後から夕方にかけて停電しました。頭痛で横になってたもので、全然まったく何も影響なし。冷蔵庫も扉の開け閉めしなければ保つ。
シロタ家の場合は、停電時間の把握も停電時の過ごし方も、これからもっと慣れて問題なく過ごせそうです。
今日は昼間から停電予定。


さて、シロタのような被災地近隣の無事な地域民は、無駄に不安になっておだってる場合ではなくって、出来うる限りのことを為しつつ、平常に戻らねばなりません。
もちろん、不安や恐怖から関東を脱出する方があってもそれはそれでいいと思う。不安や恐怖は身を守るための感情であって、それを否定することはない。
逃げたくて逃げられるなら逃げていい。全然おかしくない、責められることじゃないです。

ただ、我々は嘆く立場じゃない。嘆いても誰も助からない。
とりあえず今できることは、節電と募金。
買い占め買いだめしたりせず、いつも通りに過ごすこと。
いずれ支援の要請があってできることがあれば応えるために備えること。
何もできないこと、無力であることにうちひしがれないこと。

「緊急時に、何もしないことが最良でありうることを認め、何もできないことを受け止め、何かした気になることを戒め、何かしないと不安になることと戦うことの別名を、祈ると呼ぶ。(後略)」

ていう@hkubota1016さんのツイートを見かけて、祈ることの苦しさ切実さを思いました。
何もできないのは、本当に苦しいことで、でも、今こそ、その苦しみに立ち向かわなくてはならない。


ていうか、本当のところは何もできないどころじゃないんで。
買いだめ買い占めしない、無駄に移動して交通の妨げにならない、救急車両や支援活動車両に道を譲る。なんでもできるわけで。
で、こうやって、ブログで意見を発信したりもできる。
無駄にサーバの負荷かけてんじゃねえよ、と言われるとちと苦しいが、でもね。

声出してこーぜー!
と、言いたいのだった。
世界が終わったわけじゃないんだぜ、と。
いつも通りの日常、普段の生活が、ちゃんとある。
そして、それは被災地と切り離されてなんかいない。地続きで繋がってる。
だから助けに行ける。


なんつうかな、日曜日の「笑点」「サザエさん」的な、NHK「きょうの料理」のテーマ音楽的な、頑丈な日常感、ああいう感じが足りない気がすんのね。
なんかこう、地に足着いた「ど日常」な感じのことを発信していきませんか、ってことです。
元気の出る映画を見たよ、とか、本や音楽のこととか。犬猫小動物や子どもが可愛いよ、とか。
ささやかで他愛ない、けれどかけがえのない事柄をね。


特に、関西方面の方々に、でーんと構えていて欲しいな、というのはごく個人的な要望なんだけども。
なんとなれば、首都を乗っ取る勢いで盛り上がってくださってかまわない。
阪神淡路大震災を経験している人たちの存在は、確実に心の支えになる。
あなたがたに「大丈夫だよ」と言ってもらえることの重みは大きい。
勝手に負わせて申し訳ないけれど。
(ただ、被災の映像などでフラッシュバック起したり、しんどい方はご無理なさらず)

ていうわけで、ブログやTwitterアカウントや何かしら発信手段をお持ちの方は、なんか日常のひとことを言ってみちゃらんですか、と、おそるおそる提案してみます。
余所のブログにコメントしてみるんでもいいかも。
募金や節電以外にもできることとして。

声出してこーぜー!


というわけで、今後は平常のたわ言ブログに戻ります。
レッツ日常。どんと来い計画停電。


コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 4

コメントの受付は締め切りました
ヒギリ

ごぶさたしてます。ご無事で良かったです。
うちの辺りも多少の不便と揺れがありつつ被害はない地域なので、書かれていることみんながじーんと染みました。

近頃の私は地震以外のことを書くのは不謹慎だとか、不満を感じたら最後に「でも被災者はもっと大変なんだから」と付け足して打ち消さなくちゃとか、過剰な自己規制にしばられがちになっています。
シロタさんの言葉を読んだら、もうちょっと日常に重きを置いてバランスを取ることを心がけようと思えました。
私はそれができる場所にいるのだから。

希望や安心を発信していくというのも、今できることのひとつですね。
by ヒギリ (2011-03-17 22:59) 

yadonisi

お見舞いの言葉も、励ましの言葉も、
気の利いたコメントを何も思いつかないけど、
これだけは言いたいです。

「大丈夫です。絶対大丈夫です。」


阪神・淡路の時、親戚が避難している避難所まで原チャリで、満杯のリュックッサクを背負って物資を運びました。

帰りもリュックは満杯でした。
「腐らせるの勿体無いから、代わりにこの辺の余ってるのを持って帰れ」って。
「何しに行ったんだ」と今でも笑い話として話題にのぼります(笑)

神戸へ向かう時、あまりに凄惨な様相に、もう駄目だな・・・と絶望したけど、
全国各地のナンバーのトラックで渋滞した道を逆方向に走りながら、ちょっと泣いてしまった。

あぁ、大丈夫だなって。


時間はかかったけど、本当に大丈夫になりました。



今、関西の様子はいつもと大差なく、まるで別の国みたい。。。

でもスーパーなんかでは買占めで品切れが続出しているのも事実。。。
でもコンビニの募金箱へ、おつりを普通に入れていく人が、普通に大勢います。
大被害を逃れた周辺都市の、あの時と同じ風景です。
今日、僕も「大人の千羽鶴」に賛同して募金してきました。


こちら関西では・・・
本当は皆、不安な気持ちで一杯だろうけど、『大丈夫』へ向かって、
出来る範囲で普通に頑張っています。
また、こちらのテレビでは、
「被災地へ個人個人で勝手にボランティアしに行くな。
かえって迷惑をかけるだけだから!」って毎日言ってる。。。
早く助けに行きたくてウズウズしてる連中が多いらしい(笑)

こちら関西は、こんな感じです。だから、
どうか安心して下さい。

では、こちら兵庫県阪神地区からは以上です。宿西。
by yadonisi (2011-03-17 23:37) 

シロタ


>ヒギリさん

お久しぶりです。ヒギリさんもご無事でよかった!
ブログ、拝読させてもらってます。

共感してくださって嬉しいです。
そりゃもちろん、むやみにはしゃぐことはないけど、地震以外のことも話題にして行きたいですよね。

自分のためにも、自分以外の誰かのためにも、希望や安心や日常を取り戻していきたいです。


by シロタ (2011-03-18 14:32) 

シロタ


>yadonisiさん

心強いお声がけ、ありがとう。
なんかもうぼろぼろ泣けてきて、思ったより自分が参ってたんだなー、とビックリ。
でも、もう大丈夫。

こういうときこそ、と思って、yadonisiさんのおバカ映画レビュー(“おバカ”は“映画”にかかる。“おバカなレビュー”に非ず。笑)を読み返して和んでます。顔の筋肉ほぐさないとね。
やっぱり場末のレンタル屋での貸し出し時の攻防はサイコーですわ。笑笑。

本当にありがとう。
元気出てきました。



by シロタ (2011-03-18 14:36) 

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。