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遠く離れた街で誰かを思う、とかそういう歌 [音楽]

最近久しぶりに渡辺美里の「冷たいミルク」とか聴いて気づいたんだけど、どうもわたしは、遠く離れた街で誰かを思ってしんみり、とか、そういう歌が好きみたいなのでした。


「冷たいミルク」 詞/渡辺美里 曲/岡村靖幸
渡辺美里「Flower Bed」収録。
ニューヨークに住んでる青年がかつての恋人を思う歌。思いはあるんだけど、現在進行形ではなくて過去に向けられてる感じの諦め感がオトナ。歌詞に街の情景が描かれ、遠く離れた距離感を感じさせて切ない。
旋律の高低のリズムが体感的に気持ちよくってよく歌う。難しいけど。


「Confession~告白~」 詞/西門加里 曲/木根尚登
TM NETWORK「Gorilla」収録。
懐っつかしい。これもニューヨークかな? どっかアメリカの大都市の片隅、って雰囲気。
不器用ながらも慣れない街で自分なりの生活を築いて、ふと君のことを思い出すよ、みたいな感じ。
「うまく生きていくのは あいかわらず下手だけど」っていう歌詞が、主人公の過去になにごとかあったのだろうことを思わせるようで。響く。
優しい旋律と柔らかい雰囲気の歌唱が、ゆったりたゆたうようなのだけど、そこに至るまでに苦悩とか痛みとかあったのだろうなあ、的な気がしてしまって、うん、なんかいろいろ考えてしまう。


「STILL LOVE HER(失われた風景)」 詞/小室哲哉 曲/小室哲哉・木根尚登
TM NETWORK「CAROL」収録。
個人的にはこれと↑の「Confession」はセットになってる。この曲の主人公はロンドン。
過去形の歌詞が、後ろ向きに過去に浸る感じを醸し出してるけど、冬の街の澄んだ情景描写とか、旋律とかウツの歌唱に、過去をすべて納得して受け容れてる感じがして不思議に力強い。


「I Still Think About You」
Dr.John「AFTERGLOW」収録。
これは別に、どっか遠くの街て、っていう描写はないんだけども、なんかすげえ引きずってる感じがせつねえ。でもこれ日本語だったらうざくていやかも。
未練たらたらって感じではないんだけど、忘れようにも忘れられない、未だにお前を思ってしまう、どうしているか気になる、っていうのがツボ。
曲はメロウちゅーか、たるーい感じでそんなに印象に残る訳ではないんだけども。


「SAD EMOTION」 詞/神沢礼江 曲/木根尚登
TM NETWORK「Gorilla」収録。
ぎゃー。ぎゃー。懐かしすぎてせつなすぎて死ぬ。
これも別に、離れた街に居る的な描写はないんだけど、もう二度と会えないことが決定的に確定されていて、それでも相手の幸福を願う切なさにやられる。
「偶然 街で君と出会う そんな奇蹟あるなら」とか、「見守れなくて悲しいけれど」とか、歌詞といい旋律といい編曲といい、せつな過ぎて悲し過ぎてツボ過ぎる。


「GOODNIGHT IRENE」 John Lomax、H.Ledbetter
Dr.John「trippin'live」収録。
これは…実は「おやすみ、アイリーン」とか、たいしたこと言ってないんだけど。
わたしのなかで勝手に、刑務所に収監されてる男が好きな女を思って「おやすみ」っていう、そういう状況だと思い込んでた。その女は男を待たずに別の人と余所の知らない町で幸せに暮らしてたりしてて、それでも刑務所の男にとっては「おやすみ」っていう相手がいるだけで支えになってたりするんだろうな、とかそこまで勝手につくってました。捏造はなはだしいな。
英語の解説とか拾い読みでなんか勘違いしたらしいんだよね。この曲を書いた人が刑務所で二重生活をしてた、とかそういうコメントが付いてて、そのせいだな。
すごく明るく賑やかな曲調なのがまたせつなくってツボ。悲しいことを明るく歌うのってせつなさ倍増でよくねえ?ライブの最後に演奏されることが多いらしく、それがまた、ライブ後の祭の後的寂寥感まで添加され、せつなツボ直撃。


つうか、ちょい前の曲ばっかだなあ。最近の音楽ほとんど聴いてない。









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