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「1809−ナポレオン暗殺」佐藤亜紀 [書籍]




「佐藤亜紀の本、読んでみたいんだけど何がいいかな?」って尋ねられたら、これかなー。

けれん味たっぷり、登場人物も魅力的。
ヒリッヒリの緊張感。
エレガントな伊達酔狂。

…ろくなお薦め文句になってないんだけど、佐藤亜紀の小説はどこがどうおもしろいとかうまく言えない。
あらすじを説明したところで意味ないし。

頑張って例えてみると。
分厚いステーキ、しかも柔らかい霜降りじゃなくて、しっかり噛み応えの赤身にがっぷり噛み付いて、わしわし咀嚼する快さ、みたいな感じ。…訳わかんないか。

読書ってこんなにスリリングでわくわくするもんなのかー、と読むたびに思わされる、そういう作家。
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