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「チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ」 [映画]

「チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ」公式webサイト

インド映画と言えば、歌って踊る例のヤツ。「ムトゥ 踊るマハラジャ」なベタさと濃厚さ、土着的なエスニックセンスがスパイシーに充満する、如何にもなアレを想像していて、まあそれってつまり、ニッポンにフジヤマゲイシャサムライハラキリな典型的描写を期待するガイジンと同様な、キワモノ的に珍奇なおもしろさを期待してしまう不届きなバイアス野郎な訳なんだけども、ふたを開けたらそんなチンケな好奇心を軽々とぶっとばしてくれる、懐の大きい映画でございました。

正直、インドうんぬんとかどうでもよく、王道で直球でエンタメしてて、ごくごくフツーにおもしろい。

カンフーアクションがかなり本格的でびっくり。
製作者側がすんごいカンフー映画好きなんだと思う。くわしくないんでわかんないけど、たぶんブルース・リーとかジャッキー・チェン映画へのオマージュ的な場面もあるんじゃないかな。
「少林サッカー」的にぶっとんだCGとかもあったけど、CG頼みじゃなくって役者が体はって頑張ってました。すごいすごい。「おおー」て感嘆の声があがってました。

と思ったら、やっぱりカンフー映画お好きな方が絶賛なさってますね。
新版Kizurizm 映画『チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ』
“ショウブラ”てナニ? て調べたら、ショウ・ブラザーズなる映画会社の系譜なのですねー。この方の記事、滅法おもしろいです。お薦め。


ヒロインのディーピカー・パードゥコーネの美貌は人間離れしてます。パーフェクト過ぎて生身の人とは思えず、夜になったら電池を外して箱にしまっとくんだろなーて感じの(ビミョーに意味不明)。
とはいえ、絢爛に着飾って舞い踊るきれいなだけのお人形さんではなくって、トボケた味わいのサキーお姉ちゃんと物騒な妹ミャオミャオ=スージーの二役をしっかり演じ分け、おちゃめなコメディエンヌっぷりも発揮し、さらには華麗なアクションをビューティフルにキめ、大変な活躍で魅了してくれちゃうのでした。きれえー! かわいー! きゃあー!


んで、やっぱりインド映画ならではのアレ、歌って踊ってウキウキです。コレが観たかったんすよー。
また、楽曲自体がキャッチーでダンサブル、ひっじょーに磁力的に持っていかれます。気づいたら歌っちゃってる勢いで耳から離れない。

タイトル曲の♪Chandni Chowk To China


主人公のテーマ曲♪S.I.D.H.U.も楽しい。


それにしても、映画大好き!映画楽しー!ていうプリミティブな喜びに満ちあふれてて幸せな気持ちになりましたです。紛うかたなき愛ってやつですね、これは。




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コメント 2

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yutake☆イヴ

こんにちは☆

がやる会でも、とても楽しみにされていましたよね~。

地元では公開しないのかもしれないので><、
羨ましく拝見しました!
by yutake☆イヴ (2009-06-08 18:54) 

シロタ

たびたびのお越し、ありがとうございます。

楽しかったですよ。
こういう気取らないで楽しめる映画こそ、全国で上映されればいいのに。



by シロタ (2009-06-09 10:01) 

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