「崖の上のポニョ」 [映画]
み、宮崎駿、このジジイは、なんつーことをしてくれますの(呆然)。
すごい。すごいよー。
これはあれです。
CHILDHOOD'S END です。
アーサー・C・クラークのSF小説「幼年期の終り」(ハヤカワ文庫)の原題。キューブリックの「2001年宇宙の旅」の原案です。
ポニョは進化した新しい人類、未来の子ども。
スターチャイルド。
モノリスなんか必要ない。
あっけらかんとした「好きー」のひとことで世界が変わる。
その躊躇いのなさに、驚愕。
とても70近いジジイの仕事とは思えない。
世界を子どもたちに返そう。
未来を子どもたちに委ねよう。
安んじてあれ、変化を怖れなくていい。
溢れ出るエネルギー、ほとばしる感情の昂り、命の喜び。
抑えなくていい。
思いきり、心の赴くままに、自由に。
自由に!
幸せ過ぎて泣けてくる。
どうしてこんなに幸福なの。
どうしてこんなに心地いいの。
霞ヶ関や永田町あたりでごちゃごちゃ余計な心配をしているフジモトたち。
ポニョは、君らの手に負えないよ。
まして、未来は君らのものじゃない。
子どもたちに、ポニョを返して。
未来を、自由を返して。
世界が変わる瞬間はこんなにも喜びに満ちている!
すごい!
(追記)
関連記事。→フジモトについて →再鑑賞
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