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「SUPER 8」 [映画]

「E.T.」へのオマージュ作とかいう話だし、観て重暗くなったりはしないだろうと踏んだ。
最近社会問題とかに膿んでてあんま重たいもん受け付けないの。精神的胃弱。

そういうときに最適なチョイスでした。
なんかこう、安心してアトラクション的に楽しめる。

ほの懐かし〜い感じの少年少女冒険SF。
ほの懐かしいっつか、もろ懐かしい。
時代設定が'70年代ってせいもあって、それこそ「E.T.」やら'80年代の映画っぽさ醸し出されてんのかな。音楽とかも懐かしい。
エンディングの曲があーこれなんだっけなんだっけえーとえーと思い出せねー、って夫とふたりで悶えた。

発端の列車事故に度肝を抜かれる。貨車飛ぶし。爆発するし。けど誰も死なないし怪我もしないあたりに、安心して冒険を楽しめるアトラクション感。
正体の分からない怪しいモノの暴れっぷりとか破壊され具合の展開がミステリアスでわくわく。
いやあ、丁寧にフラグ立てて律儀にそれを拾ってぶっ壊し、無闇やたらに壊された破片とかがぼこぼこぶん投げられたりするのがおかしくって。これみよがしな怪しさがサービス感。


ヒロインのアリスがすっごくイイ。
まだコドモなんだけど、表情や角度によって、大人になったらどんな女性になるかなー、みたいな面影がちらっと兆すのが魅力的。役柄のせいもあるけど、あんま笑わないのね。
仏頂面の女の子って媚びてない感じがして好き。それに、あんくらいの年頃ってヘンに潔癖でちょっとしたことに苛立って不機嫌だったりするよね。
関係ないがわたしはAKB48とか、ああいう愛玩人形的コドモ少女がもてはやされる風潮が嫌いです。笙野頼子作品に出てくる火星人少女遊郭が思い起こされる。
女の子は仏頂面がキホンだぜ(偏見。ていうか単に好み)。

男の子たちはわかりやすく「スタンドバイミー」でした。実はわたしは「スタンドバイミー」の良さが今ひとつピンとこないもんで特に感慨もなく。ふーん。
あと、とってもわかりやすい“不器用な父親”“不器用な父親と子のすれ違い”が2パターン。はははは。いや、わたしは“不器用な父親”の良さもわからんが。


暴れんぼのアレの正体が知れたのちの展開はわりとあっさりしてたのかな。なんか、とんとんさくさく解決したような印象。
えそんな「気持ちわかるよ」程度であっさり諭されんの?とか、そんな簡単に帰れんだったらさくっと帰ればよかったんじゃね?とか思っちゃったが、異星人的には苦労したんだろうか。


とかちょこちょこツッコミつつ、フツーにおもしろかったです。


で、この後アレが南アフリカに行って難民エビになるんだよね(違)


タニプロさんとこの記事→タニプロダクション「雑記・映画のカンタンな感想」





タグ:映画 Super 8
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